('16/03/12更新)
留学中にYFUとAFSとを比較しながら書き綴った記事の閲覧数が非常に多かったので、高校留学を検討している方にとって、非常に気になるところではあると思います。
僕は両団体を受け(AFSは残念ながら不合格)かつAFSで留学した友人が何人かいるので、少しそのことをもとに書いてみようと思います。
まず選考試験ではテスト (ELTiS: 下記参考) を受けるのですが、特にアメリカに行きたい人は、一定のスコア (8割以上推奨) をクリアしていることが現地の高校に受け入れてもらう為の最低条件なので、出来る限り高い点数を目指しましょう。
日本以外のヨーロッパや中国などからの留学生は非常に優秀なので、皆ハイスコアを揃えてきます。どちらも面接があると思いますが、基本的にテストの結果が大きな比重を占めるので、試験日まで対策本などを用いて準備をしっかりすることが大切です。
最近は志願者数が減少傾向にあるので、要求スコアを満たしていない場合でも、出発までにクリアすることを前提に、合格を出すことがあります。しかしながら、そういった学生は語学面での適応が比較的遅れ、現地で苦労することが多いようです。英語が出来るのに越したことはないと思います。
またどちらの団体も面接を設けています。
ただしYFUの場合は英語での面接 (口頭試問形式) と三者面談が通常はあります。AFSの場合は面接官数名に対し、学生一人という形式でした。(自分が数年前に受験した時)
面接では基本的に学生の留学に対する意欲やヴィジョンを問うもので、ペーパーテストに比べると、点数的な比重はそんなに重くはないと思います。ですから、まずはELTiSの勉強をしっかりとし、選考試験に臨むことが大切です。
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ELTiSとは?
ELTiS(English Language Test for International Students)は、アメリカの高校の授業を受けるために必要な「聴き取り能力」や「読解能力」があるかどうかをチェックする、英語力判定テストです。SLEPに替わる新たな英語レベルチェックテストとして2013年にCSIET(The Council on Standards for International Educational Travel。国務省が認可した高校生交換留学プログラムの実施団体について、毎年の運営状況を評価している組織)が採用しました。文法・語法や長文・会話の理解に加え、計算や統計などを含む一般教養問題を英語で解答するという要素が加わっているのが特徴です。全米の高校が交換留学生の受け入れにあたり、今後、ELTiSのスコア提示を求めることになります。
AFSの年間派遣プログラムでアメリカ留学するにはELTiSで8割以上の正答率が求められます。
アメリカ国別情報
ELTiS 内容
- 試験時間:約80分(休憩なし)
- 構成と問題数:
- ▼リスニング24問(約30分)
- Part 1: Follow Classroom Directions
- Part 2: Comprehend Mathematical Language
- Part 3: Understand Classroom Dialogue
- Part 4: Listen and Respond to Academic Lectures
- ▼リーディング26問(約50 分)
- Part 1: Demonstrate Vocabulary Knowledge
- Part 2: Read a Graph
- Part 3: Read and Respond to Academic Texts
- 解答形式:リスニングは三者択一、リーディングは四者択一のマークシート
- 満点:フォームによって異なります
ELTiSの参考問題
参考問題が公開されていますので事前に取り組んだうえで受験してください。参考問題は、リスニングを含めて約30分です。
ELTiS受験ガイド
資格試験対策などを行っているトフルゼミナールが、ELTiS対策用の受験ガイドを作成・無料配布しています。トフルゼミナールのサイトからも請求できます。また、受験ガイド内の実力診断テストは、音声ダウンロードできます。